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しつこい幻聴のような症状をもたらす耳鳴り。世界で約3億6千万人もの人が耳鳴りに悩まされているといわれています。この記事では耳鳴りのさまざまな原因をご紹介します。
2019-08-08

耳鳴りとその原因の謎を解く

しつこい幻聴のような症状をもたらす耳鳴り。世界で約3億6千万人もの人が耳鳴りに悩まされているといわれています。この記事では耳鳴りのさまざまな原因をご紹介します。

耳鳴りの煩わしさは、経験者にしか分かりません。耳鳴りを経験した方は、それが仕事、交友、家族生活など人生のあらゆる面に影響を与えることをご存じのはずです。では耳鳴りはどうして起きるのでしょうか。

そもそも耳鳴りとは?

耳鳴りとは、存在しない音が聞こえてしまう症状です。その音には、純音性と非純音性の2種類があります。

純音性の場合は、「ピー」、「キーン」、「ブー」といった特定周波数の音が聞こえます。ほぼ連続的に聞こえ続けるだけでなく、例えば「ピー」という音に重なって「キーン」という違う音が聞こえてきたりもします。

一方の非純音性は、「ブンブン」、「カチカチ」、「パチパチ」、「ガタガタ」など、純音性とは違う音がします。耳鳴りといっても、聞こえてくる音はさまざまなのです。

耳鳴りの原因は?

なぜ耳鳴りになるのか。その原因を1つに断定するのは難しいですが、加齢による聴力の低下、大きな音を聞き続ける、慢性的な首こりや肩こり、歯ぎしりなど顎関節の機能障害といった、きっかけや助長の要因は特定することができます。

以下は耳鳴りの4つの種類と、それらに影響を与える要因です。

【自覚的な耳鳴り】

聴力の衰えとともに耳鳴りが発生することがあります。ある日を境に、耳鳴りを感じるようになりますが、この場合には耳鳴りは自分にしか聞こえません。一定の期間内で治まるものもありますが、症状が長引く場合もあります。

【他覚的な耳鳴り】

自覚的な耳鳴りと比べて稀なケースですが、患者さんに耳を近づけたり、聴診器を使ったりすると医師など第三者にも聞こえる耳鳴りが、他覚的な耳鳴りです。この音は一般的に拍動(ご自身の心臓の音が耳を通して伝わってくるもの)で、血流の異変や筋肉収縮が主な原因とされています。

【神経性耳鳴り】

メニエール病などの症状として耳鳴りが起きます。神経系が影響を受け、めまい、回転性めまい、ふらつきなどが伴います。

【体性耳鳴り】

身体の感覚信号が何かしらの理由で中断され、けいれんを引き起こすことで耳鳴りが起きます。

耳鳴りに関する通説

耳鳴りに関する「それって本当なの?」の疑問に答えます。

1.耳鳴りを治す方法はない?

一度耳鳴りになると、もう治す方法はないと思っていませんか?

耳鳴りへの対処法についての研究は着実に進んでいますし、治療方法も進歩しています。様々な治療法がありますので、個々の症状に合わせた治療も可能です。また、耳鳴りの症状によっては、補聴器を使用した治療法を選択する場合もあります。

2.耳鳴りは難聴や他の病気の原因になる?

「周囲の人の声や物音が聞こえにくくなったのは、耳鳴りのせいだ…。」耳鳴りも難聴も聞こえに関する症状なので、多くの患者さんが両方の症状を合わせて考えがちです。しかし耳鳴りがあるから難聴になるというわけではありません。

3.耳鳴りは常に「キーン」という音?

先にも述べましたが、耳鳴りの音は人によって違います。一般的には「ピー」や「キーン」という音だといわれますが、患者さんによっては、「シューシュー」、「ブー」、「ブンブン」などのったノイズを感じています。その日の体調によっても音の聞こえ方や大きさなどが変わってきます。

耳鳴りの症状をどうにかして改善したいという方は、まずは耳鼻咽喉科の医師に相談することをお勧めします。

(耳鳴りの診断、治療は、医師が行います。まずは耳鼻咽喉科の医師にご相談ください)

 

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