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私たちは当たり前のように聴力を使って生活していますが、ほとんどの人は「音を聞く」ことで「耳を傷める」ことがあるという事実に気付いていません。この記事では、知らない間に耳を痛めてしまう騒音と騒音性難聴についてご紹介します。
2019-09-11

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知らない間に耳を痛める騒音について

私たちは当たり前のように聴力を使って生活していますが、ほとんどの人は「音を聞く」ことで「耳を傷める」ことがあるという事実に気付いていません。今回は、知らない間に耳を痛めてしまう騒音についてご紹介します。

難聴の原因はさまざまです。感染症、加齢、脳の損傷などがありますが、難聴の原因のNo.1は「騒音」です。耳を押さえていないと居たたまれないような大きな音を短時間に聞いたり、長時間にわたって聞き続けると、騒音性難聴を発症することがあります。

耳の中には蝸牛(かぎゅう)という部分があります。グルグルとうずを巻いている形から、うずまき管とも呼ばれる蝸牛の中には、振動することで電気信号を聴覚神経に送る有毛細胞が詰まっています。

有毛細胞が揺れ動くと、振動が電気信号になって脳に伝わり、「音が聞こえる」と感じます。この有毛細胞が傷つくと、うまく電気信号を送れなくなり、その結果、音が聞こえにくくなります。

耳を傷める音

当たり前のことかもしれませんが、小さな音ほど耳にやさしく、大きな音ほど耳を傷める可能性があります。一番怖いのは、知らないうちに耳を傷めるほどの大きな音を聞きすぎていること。まずは、耳を痛める音の範囲を知りましょう。

音の大きさは、デシベル(dB)という単位で測定します。通常の会話は60 dB程度です。それより大きい85~100 dBの音は、6~8時間連続して聞くと耳を傷める可能性が高くなります。さらに大きい110~180 dBの音は、レベルによっては30分も経たないうちに耳を傷めてしまいます。

あなたが大好きなアーティストのロックコンサートに行ったとします。会場に響き渡るアーティストの演奏は約120 dBで、これは約15分で耳を傷める可能性がある大きさです。

耳が傷むのは嫌だけど、大好きなアーティストのコンサート会場から15分で出てくるなんてナンセンスですよね。ロックコンサートに行けないなんて悲しすぎるという人は、コンサートの翌日は大きな音を聞かないようにして、耳を休めるなどしてみてください。また、最近はコンサート用の耳栓も販売されています。耳栓を使用するように勧めているアーティストもいます。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

●85~100 dB(6~8時間で耳を傷める)

  • 激しい交通量
  • 騒がしいバー
  • ヘアドライヤー
  • オートバイ
  • 地下鉄(通過音)
  • ミュージックプレーヤーの最大音量

●110~180 dB(レベルによっては1~30分で耳を傷める)

  • ロックコンサート(スピーカーの近く)
  • 緊急車両のサイレン
  • 風船の割れる音(耳の近く)
  • スタジアムの大歓声
  • 爆竹
  • 航空機の離陸

聞こえを守る方法

騒音性難聴を防ぐ最も簡単な方法は、どこへ行く時も音の大きさに注意することです。音量85 dB以上の大きすぎる音が聞こえたら、耳を痛める前にその場から立ち去ってください。

もちろんすぐに立ち去れないこともあるはず。その時は、耳栓で耳を守りましょう!今は様々な耳栓が販売されています。会話や必要な音は聞こえるけれど、耳に負担がかかる音はシャットアウトしてくれるものもありますので、ぜひ試してみてください。

耳の健康に不安のある方、身内に聞こえの改善を勧めたい方は、医師の診断を受ける事がその第一歩です。耳に何らかの異常がある場合、耳鼻咽喉科で聴力検査を受け、医師と相談して聞こえのケアを検討すると良いでしょう。また、シグニアの無料オンライン聞こえのチェックもご利用ください。医師の診察に代わるものではありませんが、予備的な判断基準としてお役に立つはずです。

 

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