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聴力について説明を受けた経験がある方は、「周波数」という言葉を何となく聞いたことがあるかもしれません。周波数とは何でしょうか。そして聴力との関係は?
2020-07-17

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周波数と聴力の関係

聴力について説明を受けた経験がある方は、「周波数」という言葉を何となく聞いたことがあるかもしれません。周波数とは何でしょうか。そして聴力との関係は?

周波数とは?

音は空気の振動によって発生します。その振動の速さ(1秒間に振動する回数)を数値で表したものが周波数[Hz](ヘルツ)です。振動がゆっくりな場合、数値が小さく、人間の耳には低い音として聞こえます。振動が速い場合は数値が大きく、高い音として聞こえます。人間の耳で聞くことができるのは、一般に20Hz~20,000Hzの音だと言われています。人間が聞き取れない20,000Hz以上の音は「超音波」と呼ばれています。

私たちの身の回りの音

私たちはたくさんの音に囲まれて生活をしています。 一般的な日常会話はだいたい250Hzから4,000Hzの間くらいです。ピアノの真ん中の「ド」は約1,000Hzです。鳥の鳴き声は、2,000~10,000Hzの高い音です。

人間がもっとも聞きとりやすいのは、2,000Hz~4,000Hzの音だといわれています。赤ちゃんの泣き声や、女性の悲鳴、家電製品の警告アラームなどの音がこの範囲にあります。

周波数と聴力の関係

人間が聞こえる音は、ずっと変わらないものではなく、様々な理由で変化します。加齢もその一つ。周波数が高い音から聞きづらくなり、聞こえる周波数の幅(可聴域)が狭くなります。「若者には聞こえるけれど、高齢の方には聞こえない」といわれている「モスキート音」は、17,000 Hz前後のとても高い音ですので、加齢性難聴をお持ちの方は聞き取りにくくなります。

また、日本語の子音や、摩擦音のS、H、F、K、Tなどは高い周波数にありますので、しろい(白い)とひろい(広い)、たかな(高菜) とさかな( 魚 )のような言葉を聞き間違えることがあります。

高周波数帯域での聴力低下は、しばしば加齢性難聴における最初の兆候です。このような人間の聴力変化の特徴を生かし、簡易の聴力テストではモスキート音で聞こえの状態を確認します。高い音が少し聞きづらいという自覚症状があった場合、まず耳鼻科などで聴力測定を受けることをお勧めします。