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ヘビは、人間や犬、猫のように、頭の外側には耳らしいものがついていません。耳が無いヘビに、聴力はあるのでしょうか。
2020-07-31

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聴力にまつわる面白い事実 - その3
ヘビには耳はない?

ヘビは、人間や犬、猫のように、頭の外側には耳らしいものがついていません。耳が無いヘビに、聴力はあるのでしょうか。

実はヘビの聴力は非常に優れている

ヘビは耳を持っていませんが、その聴力は地面の振動や草がわずかに動く音すらも感知できるほど非常に優れていると言われています。地面の振動だけではなく、低周波の空中音が聞こえる場合もあります。

ヘビはどのように音を聞いているか

人間の場合、耳の穴から音が入り、鼓膜が振動します。「内耳」と呼ばれる器官がその振動を感じ取り、聴力を得ています。ヘビは人間にある鼓膜などの器官をもっていませんが、体の内側に「内耳」は存在しているのです。ヘビは体の表面にあたった音が、下顎等の骨や筋肉などを通じて内耳に伝わり、音を感知しているといわれています。

内耳とは?

人間の内耳には、かたつむりのような形の「蝸牛(かぎゅう)」があります。蝸牛の内側には有毛細胞(ゆうもうさいぼう)という感覚細胞が並んでいます。音が有毛細胞を震わせ、その振動が電気信号に変換されて大脳に伝わります。その電気信号を脳で処理することで、意味のある音として捉えることができるようになるのです。内耳は音を感知するためのとても重要な器官です。

内耳と加齢性難聴

自然なことですが、人間が年を取るとともに、蝸牛の中の有毛細胞も老化していきます。蝸牛の入り口付近の有毛細胞は高い音を、奥に進むにつれて低い音を感知しています。入口付近にある有毛細胞が一番ダメージを受けやすいため、一般的に高い音の感知機能が最初に低下します。加齢性難聴が通常高い音から聞こえにくくなるのはそのためです。

「高い音が聞きにくい」ということは、しばしば加齢性難聴における最初の兆候です。自覚症状がある場合、まず耳鼻科などで聴力検査を受けることをお勧めします。