ペットから補聴器を守る方法
まずはケースを使用する
ペットが補聴器を飲み込んだ場合、電池で中毒や化学火傷が起こったり、また異物である補聴器が体内にとどまり、手術が必要になる場合があります。大切な家族の一員のため、補聴器は安全な場所に保管するようにしてください。
ほとんどの補聴器には保存用のケースが付属しています。補聴器を保存ケースに入れて、バッグや引き出しに入れることをお勧めします。万が一ペットに噛まれても、ケース越しだったら破損しないで済むかもしれません。
また寝る前に補聴器を乾燥ケースに入れて除湿する方が多いと思います。電池式補聴器の場合、取り出した電池も危険です。ケースと一緒にペットが届かない場所に保管してください。
不適切な保管場所
ペットを飼っている方の中には、ペットが届かないように、洗面所の鏡裏収納に保管する方もいらっしゃるかもしれませんが、洗面所は湿度が高いので、精密機器である補聴器の保管には向きません。
または高い場所にある窓のヘリも、直射日光が当たったり気温の変化が激しい場合は避けた方が良いでしょう。
お勧めの保管場所
ペットが簡単に開けられない場所、しかも使用者にとって覚えやすい場所がお勧めです。普段からペットに触られたくないものを保管している場所に、一緒に保管すると良いでしょう。
- ベッドサイドやドレッサーの引き出し
- リビングのチェストの中
- アクセサリーや時計を入れる引き出し
もしペットが噛んだり飲み込んだりしたら
補聴器の電池を捨てるときは、ペットが届かないところに集めておいて、スーパーや家電量販店の電池回収ボックスに捨ててください。充電式補聴器にはリチウムイオン充電池が使われていますので、廃棄する場合はお住まいの自治体の指示に従ってください。電池も補聴器も、動物が飲み込んでしまうかもしれませんので、ご家庭のゴミ箱に捨てないでください。
万一ペットが補聴器を噛んだ場合は、まず補聴器をきれいに拭き、乾燥ケースに入れてください。また、電池や部品が無くなっていないかを確認してください。ペットが飲み込んでしまったかもしれません。その後、購入した販売店に点検を依頼してください。
ペットが電池や補聴器を飲み込んだ場合は、すぐに獣医に連絡してください。どのような種類の補聴器や電池か、補聴器には電池が入っていたかなども忘れずに伝えてください。電池を飲み込んだ場合は、予備の電池をパッケージごと持っていき、獣医に見せると良いでしょう。