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「補聴器を使ってみたけれども、効果を感じなかったのでやめてしまった」という方もいらっしゃいます。本当に補聴器は効果がないのでしょうか?せっかく購入した補聴器なので、使いこなせるようにするにはどうしたらいいのでしょうか。ここではこれらの疑問についてお答えします。
2020-02-05

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補聴器を使いこなせるようになるまで その一

「補聴器を使ってみたけれども、効果を感じなかったのでやめてしまった」という方もいらっしゃいます。本当に補聴器は効果がないのでしょうか?せっかく購入した補聴器なので、使いこなせるようにするにはどうしたらいいのでしょうか。ここではこれらの疑問についてお答えします。

一言でいうと、「自分の耳と脳をトレーニングすること」と、「調整を繰り返し行うこと」が補聴器を使いこなす上で重要なポイントです。

脳は「トレーニング」する必要があります

皆様は、補聴器をつけてもすぐ快適に聞こえるようにはならないことを、ご存知ですか?とても重要な事なのですが、実はあまり知られていません。メガネはかけたらすぐに見えるようになりますが、補聴器はある程度の期間のトレーニングが必要になります。

一体なぜでしょうか?実は「脳」が大きく関わってきます。耳が聞いた音は、耳の中で電気信号に変換されて脳に伝わり、脳で「音」を情報として処理されます。音を分析し、その音が持つ意味を理解するのは「脳」なのです。

難聴の方の脳は、音が入ってこない静かな状態にいるため、あまり音を処理しない状態になれてしまっています。補聴器をつけて再び音が聞こえてくると、たとえそれが本来必要な音の刺激であったとしても、その刺激に脳がすぐには慣れないことがほとんどです。そのため、難聴の方が補聴器を最初につけた時は、「騒がしい」と感じてしまうのです。

最初は慣れなくてもすぐにあきらめないで

ここで「自分には合わないから使えない」とあきらめるのはもったいないことです。脳には、自分にとって必要な音と不必要な音を無意識に識別して、必要な音だけを聞き取る優れた機能があります。聞こえの環境が大きく変わると、この機能はすぐには順応できないのですが、一定期間連続して脳に刺激を与えると、だんだん改善していきます。

うるさいと感じても補聴器をつけて脳をトレーニングすると、脳が再び音に慣れて、周囲の音から必要な音を聞き分ける力もついてきます。

慣れるまでの目安は3ヵ月

初めて補聴器を使用する場合には、慣れるのに目安として3ヶ月程度が必要だと言われています。この間は、補聴器の専門スタッフによるフォローアップや適切な調整、そしてご家族のサポートが不可欠です。

高機能な補聴器には、雑音を抑制する、大きすぎる音を制御するなど様々な機能が搭載されており、以前に比べて楽に慣れることができるようになってきました。はじめはびっくりするかもしれませんが、いつの間にか慣れて使いこなせるようになる場合が多いものです。ぜひ少しずつ、気楽に挑戦してください。

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